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薬剤師てるちゃんのサプリメント日記

薬剤師てるちゃんのサプリメント日記

ニンニク

前回のメールマガジン(毎週金曜日発行)は、
コンドロイチン・グルコサミンについて書きました。
有効性を示すデータが多いのも特徴でした。
(まだの方はこちらへ→
 http://blog.mag2.com/m/log/0000178966/?YEAR=2007&MONTH=10&DAY=19 )

そして今日紹介する”ニンニク(にんにく)”も
有効とするデータが多いサプリメントのひとつなんです。

”ニンニク”というと
”疲れ”とか”滋養強壮”といったイメージでしょうか?

もちろんそういった働きもあります。

その他にも
「高血圧」
「高脂血症」
「動脈硬化」などへの働きがあることは
以外と知られていないかと思います。

疲れやすくて、
メタボリックシンドロームも気になるわ!という方には
もってこいのサプリメントと言えますね。

さてそんな”にんにく”の有効成分は、
アリインやアリシンと言ったイオウ化合物があげられます。
(聞いたことあるかな?)

そして今月、米アラバマ大の研究チームが
ニンニクの詳細な作用メカニズムを解明したようです。

「ニンニクに高血圧などの循環器疾患の予防・治療効果があるのは、
 イオウ化物成分が赤血球で硫化水素に変わり、
 血管を構成する平滑筋が弛緩(しかん)して
 血流が良くなるためと考えられることが分かった。」と。

こうしてサプリメントの作用メカニズムが
少しづつ解明されていくは
とても嬉しいことだと思います。

中国でも免疫力を上げる食材として
ニンニクの評価はとても高いですね。

そしてアメリカでは”癌(ガン)”を予防する食材として
高く評価されています。

アメリカ国立ガン研究所を中心として
「デザイナーフーズ・プロジェクト」という
ガン予防に効果のある野菜や果物を
評価し、分類したものがあるのですが、
そこでNo.1食材とされたのが”ニンニク”なんです

ニンニクを料理で使う場合は、
「生で使うのが良い」とするデータが多いのですが、
加熱して使いたい場合は、
潰してから加熱するといいようですよ。
~~~~~~~~~~

そんな研究データも今年発表されていました^^
研究元はアルゼンチン。
世界から注目された食材なんですね。

Cavagnaro, P. Journal of Agricultural and Food Chemistry,
Feb. 21, 2007; vol 55: pp 1280-1288. News release, American Chemical Society.

風邪をひいている方も多いですね。
そしていよいよインフルエンザの季節がやってきます。
ニンニク料理でパワーアップするのもいいですね。

なかなか食材で摂れない場合は
サプリメントでとるのもお勧めです。

また薬との飲み合せが悪い場合がありますので、
お薬を飲んでいる方は注意して下さいね。


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